樹脂ホース・継手の専門メーカー

ご使用上の注意事項

  • HOME »
  • ご使用上の注意事項

EIGHTRON 製品をより安全にお使いいただくため、ご使用前に必ずお読みください。

各項目の注意事項を厳守されなかった場合の人的・物的損害については、弊社はその責任を負いかねますので、必ず注意事項をお守りください。

①ご使用上の注意

[ホース全般]

  • 使用圧力・使用温度範囲などは、カタログ記載の使用条件を守ってご使用ください。
  • ホースは内圧により伸縮しますので、余裕を持たせて配管してください。
  • 加圧の際バルブの開閉は、ゆっくり操作し、衝撃圧が加わらないようにしてください。特にホース先端でバルブ・弁を急に閉じると衝撃圧が起こりホース破裂の原因となります。
  • ホースは許容曲げ半径以上でご使用ください。許容曲げ半径以下でご使用になると、ホースが折れ曲がったり、耐圧力の低下につながります。
  • 継手付近で極端に曲げて使用しないでください。早期破損の原因となります。
  • ホースにねじれや引張りなどの無理な力を加えないでください。ホースの破裂や継手からのホース抜けの原因となります。
  • ホースを引張ったり、引き擦らないでください。ホース表面を傷つけ、ホースに穴があいたり、ホースの破裂の原因となります。
  • 火や熱源に近づけないでください。
  • エアー専用ホースは、エアー以外の用途には使用しないでください。
  • ホースに重たいものを乗せないでください。また、車両などで踏まないでください。
  • カッターや刃物などで、ホースを傷つけないでください。
  • 軟質ポリ塩化ビニル製のホースはスチレン成分を含む樹脂(PS、ABS など)と硬質ポリ塩化ビニル製継手などの成形品と接触させないでください。
    軟質ポリ塩化ビニルの成分が移行して、成形品に跡がついたり、劣化する恐れがあります。
  • ホースは必ずカタログの耐薬品性データをご確認の上、使用する流体および雰囲気に応じたものをご使用ください。ご不明点、詳細は弊社までお問合せください。
  • 食品用途でご購入後、初めて使用する場合は、必ずホース内部を洗浄してから使用してください。弊社食品用ホースは、80℃以下、30 分以内で圧力をかけずに洗浄してください。洗浄後は、ホースおよび継手の状態を充分に点検してからご使用ください。
  • EIGHTRON 製品は、医療用途には使用しないでください。
  • 八興積層ホースを市販継手などで加締めた場合、内層に亀裂が入って流体の漏れが発生する恐れがあります。八興積層ホースの加締品をお求めの場合は、当社までお問合せください。

[製品別注意事項]

  • 「 プレッシャーホース」・「耐油プレッシャーホース」・「スプリングホース」は、食品・飲料などの食品用途には使用しないでください。
  • 「 サンフーズ」は、食品衛生法・食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示370号)に適合していますが、塩素含有水は、臭気を発生させる恐れがありますので、使用しないでください。水質や温度などの条件によっては、ホースの臭気が流体に移り、味覚などに影響する可能性があります。
  • 「 スプリングホース」などの鋼線入りホースは、ホースをカットした時、ホース断面(カット面)にスプリング鋼線が突出する場合がありますので、手などを傷つけないよう充分に注意してご使用ください。スプリング鋼線が突出した場合は、ニッパーなどで綺麗に切り取ってください。
  • 「 スプリングホース」の負圧対応は、内径15~50mmになります。その他のサイズは、負圧用途で使用しないでください。
  • 「 KYサンフーズ」は、専用継手エイトロック装着時は、使用温度範囲と使用圧力が変わりますのでご注意ください。
  • 「 KYシリーズ(E-KYS、E-KYC、E-KYT、E-OHB)」には、軟質塩ビ製品を接触させないでください。軟質塩ビ製品の可塑剤が移行する可能性があります。
  • 「 KYシリーズ」の内層材はオレフィン系樹脂のため、銅合金と接触した状態での高温使用や、塩素系流体を流すと樹脂の劣化(銅害)を引き起こす場合があります。
  • 「 スプリングホース」や、「スーパー柔軟フッ素スプリング」は、帯電した流体を除電する機能はありません。帯電した流体の対策は別に講じてください。静電気が発生しやすい絶縁性の高い流体や引火性の高い流体を使用する場合や、周囲に引火性の高いものがある環境下で使用される場合は、必ず内蔵のスプリング鋼線を取り出して接地してください。接地しない場合には、スプリング鋼線が浮遊導体となり、静電気を蓄電して放電し、引火する恐れがあります。
  • 「 ソルベントホース」は、帯電した流体を除電する機能はありません。帯電した流体の対策は別に講じてください。「ソルベントホース」は、専用継手などで必ず導電ライン層に接地してください。接地しない場合には、導電ライン層および内蔵のアース線が浮遊導体となり、静電気を蓄電して放電し、引火する恐れがあります。
  • 「 保護スプリング・ライト」を取付けるホースで、静電気が発生しやすい絶縁性の高い流体や、引火性の高い流体を使用する場合や、周囲に引火性の高いものがある環境下で使用される場合は、「保護スプリング・ライト」を必ず接地している導体にボンディング(導電で接続)してください。
    接地しない場合には、「保護スプリング・ライト」が浮遊導体となり、静電気を蓄電して放電し、引火する恐れがあります。
  • 「 柔軟フッ素ホースシリーズ」等の積層構造のホースは、内層が流体に対する耐薬品性に優れていても、使用条件(高温、高圧など)によっては、内層を透過し、中間層、外層が劣化することがあります。
  • 「 柔軟フッ素ホースシリーズ」、「塗装ホースシリーズ」の外層は、耐溶剤性はありませんので、溶剤などに浸漬させないでください。
  • 「 スーパー柔軟フッ素チューブ(ウルトラソフト)」「スーパー柔軟フッ素チューブ・ブラック(ウルトラソフト)」は、保管中にチューブ表面に白い粉(樹脂中の低分子量分)がブリードすることがありますが、この成分につきましては2020年6月1日施行の「改正食品衛生法ポジティブリスト制度」に適合した材料を採用しておりますので、安全性においても問題ございません。拭き取ってご使用ください。

重要 [ 導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ(E-SJD、E-SJSD)の注意事項 ]

      • 「 導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」は、導通する金属継手に接続した後、必ず接地してください。また、前後に一般ホース(絶縁体)を絶対に接続しないでください。接地しないで使用、もしくは絶縁体と接続した場合には、当該ホースが絶縁された導体となり、静電気を蓄積して放電し引火する恐れがあります。
      • 「 導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」は、帯電した流体を除電する機能はありません。帯電した流体の対策は別に講じてください。「導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」の両端末前後で発生した人的・物的損害については、弊社はその責任を負いかねます。
      • 内層のフッ素樹脂はカーボンを配合しているため、流体の種類、使用温度、曲げ・加圧応力、摩擦などの使用条件によっては、カーボンが脱離する可能性があます。純粋性を要求する用途では、必ずお客様にて試験・検証を行い、使用可否をご判断ください。
      • 「 導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」は、必ずしも災害の防止を保証するものではありません。引火性、爆発性、低導電性物質の流速制限、噴射濃度の低下などの安全管理は、ご使用者で管理してください。
      • 「 導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」の端末間抵抗値(両端末に専用継手を接続した状態での継手を含む実際のホース長での電気抵抗値)が
        ※IEC 指針の消散性の基準(1KΩ≦R<1MΩ)に適合する最大長さは20mです。必ず20m 以内にて継手を接地してください。20m 以内で3個以上の継手を使用する場合や2本以上のホースを継手で接続して20m 以上の長さで使用する場合は、継手毎に接地するか、測定に伴うリスクアセスメントを行ってください。

    ※IEC/TS 60079-32-1:2013 7.7.3 ホース及びホース組立 表15

  • 「 導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」は、食品・飲料および、医療、医薬用途には使用しないでください。
  • 「 導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」は、専用継手をご使用ください。
    専用継手:E-SJD 用…「積層チューブ専用継手(E-FTS)」(ナット締めタイプ)、または「エイトニップルB(E-FTB)」
    専用継手:E-SJSD 用…「エイトロックシリーズ」、または「エイトニップルシリーズ」
  • やむを得ず、専用継手以外の継手を使用する際は、導電性材質で内面シールの継手を使用してください。樹脂継手などは使用しないでください。
  • 「 導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」に使用するホースバンドは、必ず接地・ボンディングしてください。接地・ボンディングしない場合は、ホースバンドが絶縁された導体となり、静電気を蓄電して放電し、引火する恐れがあります。
  • 「 導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」をご使用の際には必ず始業前および定期的に端末間抵抗値の確認をお願いいたします。抵抗値の上昇が認められたら直ちに使用を中止し、新しいホースと交換してください。
  • 「 導電スーパー柔軟フッ素ホースシリーズ」の材質は、カーボンを配合しているため、「柔軟フッ素ホースシリーズ」と比較し繰り返し曲げ応力に対する耐久性が劣ります。繰り返し曲げの条件によっては亀裂の原因となります。繰り返し曲げ応力が加わる用途でご使用の場合は、弊社へご確認をお願い致します。

②ホースカット・継手取り付け上の注意

  • ホースのカット面は、垂直にしてください。

★スプリング入りホース カット手順(~1日1カイゼン! お役立ち動画~)

【専用継手取り付け時の注意事項】

  • ホースニップルにホースを差し込む際に、ホースやニップルに油類をつけたり、火であぶらないでください。ホース抜けやホースの変形の原因となります。
  • ホースニップルにホースを完全に差し込んでください。不十分な場合は、ホース抜けの原因となります。
  • ニップルの表面に傷や錆のある継手は使用しないでください。ホース内面を傷つけて、ホース破裂や漏れの原因となります。
  • ホース継手は八興ホース専用継手をご使用ください。やむを得ず他社製継手を使用する場合は、ニップル山部にR のついたものをご使用ください。
  • ホースニップルはホースサイズに適したものを選定してください。
  • 継手はホース内面でシールするものをご使用ください。ホース外面でシールする継手やチューブ用ワンタッチ継手などは使用しないでください。
  • ホースバンドは、平バンドをご使用ください。ワイヤーバンドや針金などは使用しないでください。ホース破裂や漏れの原因となります。
  • ホースバンドは、規定の締付けトルクにて締付けてください。
  • 高温時にはホースが軟化しますので、ホースバンドの締め付けを増して(増し締め)、しっかり固定してください。

[ エイトロックシリーズの注意事項 ]

  • 下記適用ホース以外のホースおよび他社ホースには、絶対に使用しないでください。漏れ、継手抜け、破裂などの恐れがあります。
    • 柔軟フッ素ホース[E-PDB] ・スーパー柔軟フッ素ホース[E-SJB] ・スーパー柔軟フッ素スプリング[E-SJSP]
    • 導電スーパー柔軟フッ素スプリング[E-SJSD]
    • プレッシャーホース[E-TB] ・耐油プレッシャーホース[E-STB] ・サンフーズ[E-SF] ・KY サンフーズ[E-KYS] ・KY コイル[E-KYC]

attention04
attention05

  • ホースセット(ホースを本体に取り付け、ナットを締付ける)は常温(20℃±10℃)で行ってください。低温環境下でのホースセットは、継手ネジ部のかじりが発生しやすくなります。また、高温環境下でのホースセットは耐圧強度低下の原因となります。
  • 「 エイトロックシリーズ」を再利用する際、ホースの取り外しはカッターやナイフを使用しないでください。継手本体のニップルに傷が付く恐れがあります。ホースを短く切って、ペンチなどで取り外してください。または、継手本体のニップル表面に傷やバリなどがある場合は使用しないでください。ホース内面を傷つけて、ホース破裂や漏れの原因となります。本体とナットのネジにバリ等の異常の有無をご確認のうえ、ご使用ください。 異常が認められたら、使用を中止してください。
  • 「 導電スーパー柔軟フッ素スプリング(E-SJSD)」はエイトロックシリーズ E-ELSをご使用の場合は、継手本体とナット間に隙間が無い様に締め付けてください。継手本体とナット間に隙間が有るとナットが絶縁された導体となり、静電気を蓄積して放電し、引火する恐れが有ります。
    又、設置時及び定期点検にて継手本体とナット間が導通すること(1MΩ以下であること)を確認をしてください。
  • ホースの取り付け方法は、弊社ホームページまたは、製品のご使用上の注意をご参照ください。
  • 「 KYサンフーズ」、「KYコイル」は、専用継手「エイトロックシリーズ」の装着時は、使用温度範囲と使用圧力が変わりますのでご注意ください。
  • 「 エイトロックシリーズ」を取り外し、再度利用する際は、新しいスリーブに交換してから、取り付けてください。使用後のスリーブは再利用できません。

③保守点検の注意

  • ホースの寿命は、使用条件、環境などに大きく影響します。特に屋外での使用は、屋内に比べて変色や材質劣化が促進されます。ホースおよび継手の状態を始業前の点検および定期点検にて充分確認してください。次のような異常やその兆候が認められたら、直ちに使用中止し、新しいホースと交換してください。
    ■ 外観上の異常・・・破れ・傷・膨れ・ひび割れ・湾曲・変形・磨耗による補強層の露出
    ■ ホース内外面の剥離、硬化、著しい変色、漏れ

④保管上の注意

  • ゴムホースやゴム板などのゴム製品と直接接触させないでください。変色や成分・臭気の移行の恐れがあります。
  • 保管時はホース内部の残留物を除去し、ホース表面の汚れをふき取り、ねじれや折れを取り除いてください。
  • ホースを極端に曲げた状態で保管しないでください。
  • ホースは平面で滑らかな上に保管してください。凹凸な面に置くと変形の原因となります。
  • 直射日光や雨風にさらされない、湿度が低く、風通しの良い冷暗所に保管してください。
  • ホース内に異物や、ごみなどが入らないように保管してください。
  • ホースを大量に積み重ねないでください。

⑤使用圧力の数値化について

    • カタログに記載している使用圧力は、八興専用継手、平バンド(トライドン2箇所止め)での値です。
    • 継手の仕様により使用可能圧力が低下することがあります。

※バンドの締付けトルクはバンドメーカー推奨トルクMAX 値です。 ※専用継手が無いサイズのホースは、弊社推奨タケノコニップルでの数値になります。

⑥廃棄について

  • 廃棄する場合は、法令または、各自治体の規則に従って処理してください。
PAGETOP
Copyright © 株式会社 八興 All Rights Reserved.