耐圧ホース・補強糸入りホース
低圧の樹脂ホースの耐圧強度は、弊社製品では1.5MPa(at20℃)以下になります。
ここでは、補強糸で耐圧強化された樹脂ホースをご紹介いたします。
※使用圧力はホースサイズによって異なります。
糸入りホースは、補強糸をホース両端の継手部で押さえることで耐圧強度を発揮します
糸入りホースが破裂する場合、ほとんどの現象は糸抜け破裂という現象です。
ホース端部の継手部分で補強糸としっかりホールドできないとホースに圧力がかかった場合、ホースが膨れようとする力に補強糸の端部がホース中心部へひっぱられていきます。
ホースの両端で補強糸をしっかりと押えられていない場合は、ホース端部の糸が抜けてしまい、糸が抜けた継手付近のホースが弱くなり破裂します。
継手は、ホースに合ったものを使うことを推奨します。 タケノコニップルの場合は、平バンドを使用しますが、 推奨トルクまでバンドをしっかり締めましょう。
エイトニップルは、継手のストレート部で平バンドを締めるため、補強糸を面で押えることができます。
平バンドでホース内の補強糸をしっかり押える事によってホースの耐圧強度が保てます。
平バンドで補強糸を押える面積が大きいとホースの耐圧性能を最大限まで発揮することが出来ます。
一般的なタケノコホースニップルは、タケノコの山部でホースの補強糸を押えることになります。
面では無く山部の一箇所(点)で補強糸を押えるため、糸を押える力が弱く、繰り返しの加圧によって上記のような糸抜け破裂を起こす可能性があります。
糸抜け破裂するホース
八興ホース専用継手 エイトニップル
一般的なタケノコホースニップル