耐油性ホース・作動油用ホース・タービン油用ホース
汎用の軟質塩ビホースは油を流すと可塑剤の溶出によりホースが硬化して、ひび割れなどの劣化を起こします。
工業用・産業用の油類に実績のある耐油ホースをご紹介いたします。
油の種類によってホースを選定してください
油と言ってもガソリン、ケロシンなどの燃料油、工業用油(作動油、マシン油、ギヤ油、タービン油など)、絶縁油、洗浄油など油の種類もさまざまです。軟質塩ビホースに燃料油や洗浄油を流すとホースが硬化して劣化が早くなります。
※八興では耐油ホースの耐油の定義は鉱油、潤滑油をさします。
右記のデータは、絶縁油(at60℃)×4週間、ホースを浸漬した結果になります。
一般塩ビのE-TBは可塑剤が溶出して軽くなり、硬くなります。
耐油配合のE-STBは、重量変化率も小さく、4週間後も柔軟性がありました。

E-STBとE-TBの絶縁油による重量変化データ
導入事例
採用製品:耐油プレッシャーホース【E-STB】
流体:作動油
採用ポイント:ホース長寿命化
・ユーザー課題
工作機械内の作動油搬送用途で市販の塩ビブレードホースを使用していましたが、あるときに作動油の種類・型番を変えたところ、塩ビホースの硬化が促進され、ホースの交換頻度が増加していました。
現場の作業員から「ホースを継手から外して新しいものと交換する必要があるので、生産性が低下している」と工務課担当者に悩みが寄せられました。非塩ビホースはコスト高のためできるだけ避けたい、という意向でした。
・八興からの提案
一般的な塩ビホースよりも硬化速度を抑えられる、耐油プレッシャーホース【E-STB】を提案いたしました。
無償サンプル評価の結果、ホース硬化が少ないことが確認され、実機に採用となりました。若干のコスト増ではあるものの、ホース交換頻度が減ったため労務費等を含めたトータルコストを削減することができました。
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対象製品
■対象製品
スーパー柔軟フッ素チューブ(エコフレンドリー)E-SJECO

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