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食品衛生法改正情報

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食品衛生法改正情報

2018年6月13日に「食品衛生法等の一部を改正する法律」が公布され、関連事業者は、新しい食品衛生法に沿った管理、対応が求められます。

本ページでは、関連情報とともにホース・チューブに関するポイントをご案内いたします。
※2019年12月16日現在の情報に沿っています

<参考webサイト>
・厚生労働省「食品衛生法の改正について

1、改正の背景・趣旨(厚生労働省HP『食品衛生法等の一部を改正する法律の概要』より抜粋)

○ 前回の食品衛生法等の改正から約15年が経過し、世帯構造の変化を背景に、調理食品、外食・中食への需要の増加等の食へのニーズの変化、輸入食品の増加など食のグローバル化の進展といった我が国の食や食品を取り巻く環境が変化。
○ 都道府県等を越える広域的な食中毒の発生や食中毒発生数の下げ止まり等、食品による健康被害への対応が喫緊の課題。
○ 2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催や食品の輸出促進を見据え、国際標準と整合的な食品衛生管理が求められる。

2、改正の概要

厚生労働省からは、下記7つの項目が提示されています。
ホース・チューブと特に関わりの深い項目は「2、HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理の制度化」および「4.国際整合的な食品用器具・容器包装の衛生規制の整備」の2点です。

 1.広域的な食中毒事案への対策強化

 2.HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理の制度化

 3.特別の注意を必要とする成分等を含む食品による健康被害情報の収集

 4.国際整合的な食品用器具・容器包装の衛生規制の整備
 
 5.営業許可制度の見直し及び営業届出制度の創設

 6.食品リコール情報の報告制度の創設
 
 7.その他(乳製品・水産食品の衛生証明書の添付等の輸入要件化、自治体等の食品輸出関係事務に係る規定の創設等)

 

3、ホース配管に関するポイント

(1)HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理の制度化

すべての食品など事業者が、下記A・Bに基づいて衛生管理計画を作成することになります。

A、HACCPに基づく衛生管理
 コーデックスのHACCP7原則に基づき、食品等事業計画者自らが、
 使用する原材料や製造方法等に応じ、計画を作成し管理を行う。
 【対象事業者】
  ・と畜場、食鳥処理場(小規模事業者は考慮)

B、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理
 各業界団体が作成する手引書を参考に、簡略化されたアプローチによる衛生管理を行う。
 【対象事業者】
  ・小規模事業者(*事業所の従業員数を基準に、関係者の意見を聴き、今後、検討)
  ・当該店舗での小売販売のみを目的とした製造・加工・調理事業者(例:菓子の製造販売、食肉の販売、魚介類の販売、豆腐の製造販売等)
  ・提供する食品の種類が多く、変更頻度が頻繁な業種(例:飲食店、給食施設、そうざいの製造、弁当の製造等)
  ・一般衛生管理の対応で管理が可能な業種(例:包装食品の販売、食品の保管、食品の運搬等)

<具体的に何が必要?>
HACCP基準の衛生管理が求められ、食品用ホースにも洗浄性、異物混入防止など、衛生管理面の強化が必要とされます。

(2)国際整合的な食品用器具・容器包装の衛生規制の整備(ポジティブリスト制度の導入)

器具・容器包装の規格基準には、①すべてに適用される一般規格、②材質ごとに適用される材質別規格、③安全性に関して配慮が必要な使用用途ごとに適用される用途別規格、④製造基準があります。器具・容器包装のうち、合成樹脂製のものについては、2020年までに安全性を評価した物質のみを使用可能とするポジティブリスト制度を導入します。
※ポジティブリスト…「PL」と略されることがあります

・現行
ネガティブリスト制度
(使用を原則認めた上で、使用を制限する物質をリスト化)
日本では、溶出試験等で重金属など毒性の高い物質を規制している。

・改正案(2020年6月1日施行)
ポジティブリスト制度
(食品と直接触れる合成樹脂の基ポリマー、添加剤について使用を認める物質をリスト化)
三衛協による自主基準(化学物質約1,500 種のポジティブリストと衛生試験法)と自主基準を証明する確認証明制度

<具体的に何が必要?>

食品に触れる樹脂ホース・チューブ(接液部)も、容器包装の対象となります。
従来の食品衛生法適合証明書から新たなポジティブリスト確認証明書に変更されます。
ポジティブリストの内容は2020年2月頃に告示(公示)される予定です。
※2019年10月時点では、告示(公示)は「2019年12月」でしたが、
その後、延期されました。
今後も厚生労働省からのリリース情報を注意深く確認する必要があります。

<参考webサイト>
・厚生労働省HP「食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度について」

4、改正スケジュール

(1)HACCP(ハサップ)に沿った衛星管理の制度化

・2020年6月…施行 (2021年まで現行基準適用)

*2020年6月施行/2021年まで現行基準適用の意味合い

厚生労働省発表の「HACCP に沿った衛生管理の制度化に関するQ&A」(最終改正:平成31年2月25日)の「問26」では、下記のような質問と回答が掲載されています。
下記、太字部を踏まえると、実質的な制度施行は2021年を予定しているものの、本件の影響度の大きさを鑑み、十分な準備期間を設けることで混乱が生じないようにしているものと考えられます。

(問26)
食品衛生法等の一部を改正する法律のうち、HACCP に沿った衛生管理の制度化は、2020 年施行(2021 年まで現行基準適用)とされており、現時点においてが施行されていないことを踏まえると、都道府県等は、普及啓発はできるが、監視指導はできないのではないか。

(回答)
食品衛生法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議のなかで、「HACCP に沿った衛生管理の制度化に向け、丁寧な情報提供及び周知の徹底」、「食品等営業者の多くが経営基盤の弱い中小事業者である実情に鑑み、十分な準備期間を設け、その取組に新たなコスト負担が生じることのないよう万全を期すとともに、HACCP に基づく衛生管理と同等の水準が確保されるよう十分な支援を行うこと。」が決議されています。そのため、実質的な制度の施行は 2021 年を予定していますが、付帯決議の趣旨を踏まえ、十分な準備期間を設け丁寧な情報提供、周知徹底、衛生管理の支援を行うこととしていますので、HACCP に沿った衛生管理の制度化に向けた助言、指導をお願いします。

(2)ポジティブリスト導入

・2020年2月頃(予定)…ポジティブリスト(告示)公示

・2020年6月1日…ポジティブリスト制度開始(改正法施行)

 

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