スーパー柔軟フッ素チューブ(帯電防止) E-SJAST
・帯電防止×フッ素チューブ
・フッ素チューブの静電気発生対策用
・粉体搬送時の詰まり防止や分析機器・精密機器のノイズ対策用
■流体
■用途
●粉体搬送時の詰まり対策として●クロマトグラフィー、生化学分析機器、精密機器の静電気(ノイズ)対策用として
●塗装機器、印刷機器の有機溶剤、塗料等の移送用として
●理化学実験機器等の薬液移送用として
●半導体関連機器・フラットパネル製造装置の薬品移送用として
●産業廃棄物の化学廃液の移送用として
●アルコール類・化粧品・薬品の移送用として
●燃料電池製造設備の薬液・純水の移送用として
●塗料・接着剤の充填ライン用として
■機能
■特徴
● 帯電防止機能…チューブ外層へ帯電防止機能を付与 ※表面抵抗値(Ω):10¹⁰~10¹¹
※材料ベースでの参考数値です。チューブとしての実測値ではございませんので、ご留意ください。
● 透明性…………流体の目視が可能なため、チューブ内のエア嚙みや流体・粉体の詰まり、帯電によるピンホール発生などを確認することができ、トラブル発生場所の早期特定が可能になります。
● 耐薬品性………内層は4フッ化系フッ素樹脂(ETFE系)のため、ほとんどの薬品に耐性があります。
● 柔軟性…………積層構造により市販のフッ素単層チューブと比較して柔軟性に優れ、作業性が向上します。
● 折れ難さ………市販のフッ素単層チューブと比較して折れ難く、折れてもある程度復元します。
● 非粘着性………内層のフッ素樹脂は撥水性、非粘着性に優れているため、流体の液残りが少なく洗浄性に優れます。
● 耐磨耗性………内層のフッ素樹脂は優れた耐磨耗性を有し、スラリー状の化学薬品にも耐えます。
● 可塑剤フリー…溶出物質の要因となる可塑剤を含まないノンオイル素材を採用しています。
● 非塩ビ…………非塩ビ材質を使用しています。
● 高純度性………内層のフッ素樹脂は可塑剤などの添加剤を含まないため、高純度の薬液配管に適しています。
● グリーン調達…RoHS2禁止10物質を使用していません。もしくは閾値未満です。 (directive 2011/65/EU:RoHS2)
■お困りごと事例
●ホースから可塑剤が溶出してしまう
●チューブに帯電してしまう
PFAS規制について
PFAS規制に関する情報をまとめた資料をダウンロードいただけます。
フッ素ホース安定調達
フッ素ホースの調達に関する事例リーフレットをダウンロードいただけます。
■規格
型番 | 内径×外径 | 使用圧力(at20℃) | 許容曲げ半径(at20℃) | 表面抵抗値 | 定尺 |
mm | MPa | mm | (Ω) | m | |
E-SJAST-4×6 | 4×6 | 0~0.6 | 25 | 1010~11 | 20 |
E-SJAST-6×8 | 6×8 | 0~0.4 | 50 | ||
E-SJAST-8×10 | 8×10 | 90 |
表面抵抗値は材料メーカーの参考数値であり、チューブの保証値ではございません。
※その他、内径φ2×外径φ3、内径φ3×外径φ4等の特注仕様も対応可能です。お気軽にお問い合わせください。
◆製品規格の詳細は、製品リーフレットをご確認ください。
◆当製品のご使用上の注意は、製品仕様書をご確認ください。
■技術資料
ビーズ吸着試験
○試験方法
10cmの試料の長さ方向に切れ込みを入れて、熱処理(60℃×1時間)をして板状にする。
絶縁抵抗計の+端子側のテストピンを試料の外層にあてて、電圧125V×30秒印加した直後に、試料の外層と発泡ビーズとの距離が1mmになるように近づけてビーズの付着量を確認する。
電圧印加後の試料を扱う際には、プラスチック製のピンセットを使用する。
○試料
・E-SJAST-6×8
・E-SJ-6×8(従来品)
○試験結果
E-SJAST-6×8は、E-SJ-6×8に比べビーズの付着量が少ないことを確認した。
表面電気抵抗値試験
○試験方法
試料表面の電気抵抗値を測定する。
※印加電圧=500V、印加時間=1分
※試験温度=20℃、試料有効長さ=100mm
○試料
・E-SJAST-6×8
・E-SJ-6×8(従来品)
○試験結果
試料 | 表面電気抵抗値(Ω) |
E-SJAST-6×8 | 7.69×1011 |
E-SJ-6×8 | 5.56×1012 |
※試験値であり保証値ではありません
非粘着性比較試験
※当仕様=4フッ化系フッ素樹脂(ETFE系)
E-SJシリーズ 浸出試験データ
試験概要:JIS-S 3200-7:2004「水道用器具・浸出性能試験方法」に準じて、蒸発残留物等の浸出試験を実施した。
項目 浸出溶媒 結果 定量下限
蒸発残留物 イソプロピルアルコール 10mg/L以下 10mg/L
非イオン界面活性剤 純水 検出せず 0.005mg/L
フェノール類 純水 検出せず 0.0005mg/L
有機物(TOC) 純水 検出せず 0.3mg/L
測定方法
項目 測定方法
蒸留残留物 重量法
非イオン界面活性剤 固相抽出・吸光光度法
フェノール類 固相抽出・誘導体化・ガスクロマトグラフ質量分析法
有機物〔全有機炭素(TOC)の量〕 全有機炭素計測法
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