化学

化学薬品用ホース

有機ファインケミカルズなどの医薬品、電子材料、塗料、染料、香料原料の配管
化学工場といってもさまざまな薬品があります。ほとんどが、大きな石油コンビナートで大量に生産される薬品類なので、金属配管で薬品を搬送しているので薬品用ホースのニーズは少ないですが少量プラントで作られるUV塗料や、純度が高い薬液（半導体の洗浄液など）、香料、医薬品原料などの生産では耐薬品性のあるホースが使われます。

採用事例

問題点：フッ素樹脂（テフロン）チューブは硬くて折れる
医薬品、化学薬品の受託製造を行うA社は、化学薬品を反応釜や精製装置に搬送する際にフッ素樹脂チューブを使用していたが、フッ素樹脂は硬く、チューブ径が太くなるにつれて曲げ難く、折れやすいという問題点があった。
耐薬品性、コンタミの観点からフッ素樹脂以外は使えないため、作業性が悪くても諦めていた。

八興からの提案・解決策
スーパー柔軟フッ素ホース（チューブタイプ）【E-SJ】とスーパー柔軟フッ素スプリング【E-SJSP】を提案した。
どちらもホース内層材は4フッ化系フッ素（ETFE）樹脂のため、優れた耐薬品性を有し、外層はウレタン系エラストマーを採用して耐薬品性と柔軟性を兼ね備えたホースである。
さらにホースは流体がハッキリと見える透明性もあり、流体や汚れが分りやすい。
試験設備でトライして問題なく使えたため、スーパー柔軟フッ素ホースシリーズを採用した。

化学工業の皆さまへ

耐薬品ホースと言えば、テフロンチューブが定番ですが、80℃以下の流体であれば、一度、スーパー柔軟フッ素ホースシリーズをお試しください。 ホース内層はフッ素樹脂で外層はウレタン系エラストマーの積層構造によって、優れた柔軟性、透明性がある耐薬品性ホースです。

製品比較表

※１・・・比較表の表現方法については、弊社製品群の相対比較になります。サイズによっては必ずしも表現が適正では無い場合があります。
◎・・・推奨、優れている
○・・・使用可、適合
△・・・十分な確認が必要
×・・・使用不可、不適合

※２・・・耐薬品性の◎○△×は相対比較です。個々の耐薬品性については、別紙の耐薬品データをご確認ください。

※３・・・E-SPのバキューム（吸込み）対応できるサイズはφ15～50になります。